おしらせinformation

イメージ

エクラムからのおしせらや
スタッフのブログを
ご紹介します

腰痛における中枢性感作

先日院内で開催された腰痛の講義を受けて、その中でも面白いと思った内容についてコラムにしていきたいと思っています!

 

担当は根津です!

(恒例の長文だゾ!)

 

 

今回のコラムの内容は

 

「中枢性感作」

 

なにそれ?ってなりますよね。

僕も初めて聞きました。

 

中枢性感作をとても簡単に定義するとしたら

 

・ちょっとの刺激でも痛い

・本来は痛くない刺激でも痛い

 

要するに、痛みにとても敏感な状態だそうです。

脳の誤作動、とでも表現しましょうか。

 

それではなぜ脳の誤作動が生じてしまうのか!?

また誤作動が起こるメカニズムとは!?

今回のお題目はこの3つです!

 

1.脳の誤作動が起きる理由

2.親切心は腰痛のエサ

3.認知運動療法とプラセボ

 

 

1.脳の誤作動が起きる理由

 

どうして痛みに敏感な状態になってしまうのか。

結論は考え方の悪循環が繰り返されることで脳の誤作動(痛みの悪化)が生じると考えます。

 

もう少し掘り下げると、腰を痛めた時に、腰痛は病気ではなくケガだから治るものと不安が少なければ軽快・回復しやすくなります。

 

しかし腰痛を過大評価し不安や恐怖が強くなってしまうと破局的思考(スーパーネガティブ)になり、痛みのことばかり考えてしまうようになります。

結果痛みに対して恐怖がつのり回避行動をとるようになります。

 

簡単にまとめます。

 

怪我をして痛い→破局的思考(スーパーネガティブ)→不安・恐怖→回避行動(動かさなくなる)

 

動かさなくなることによって神経に栄養となる酸素の供給が絶たれ、神経自体が過敏な状態となります。

 

回避行動→より痛くなる→破局的思考→不安・恐怖→・・・・

 

とても分かりやすく悪循環しますね。

これ、腰痛だけではなく四十肩や五十肩でも該当します。

 

その人の考え方や性格、腰痛に対する

驚異的な情報(ガンや血管破裂で死ぬこともある)

などによって疾病を過大評価し過ぎることによって生じる脳の誤作動が

 

「中枢性感作」

 

の正体です。

 

 

2.親切心は腰痛のエサ

 

それでは問題!ヘブン♪

※朝の連続テレビドラマ小説「ばけばけ」より抜粋

 

Q1あなたは次の訴えにどうリアクションしますか?

「腰がすごく痛い」「腰が痛くて動けない」

 

例1)そうなんですね。腰痛いですよね。大丈夫ですか?私に何か出来ることはありますか?

例2)動けないのはつらいですよね。拝見していてもとても伝わります。

 

はたして皆さんはどちらを選びますか?

ちなみに僕は講義を受ける前は例1でした。

「大丈夫ですか?」などの声がけで気遣いもできて優しそう!みたいな。

 

こんな丁寧な前フリなので分かっている方もいると思いますが例1のリアクションは相手の腰痛を育ててしまいます。

 

つまり痛みの過大評価につながりやすく腰痛が良くならないということです。

 

親切がダメなのか!?

相手はただでさえ腰痛に悩んでいます。

親切心=同情は相手が優しくしてくれると思い込み、頭を大切にしてしまう場合があります。

 

腰痛は治っていてもおかしくないのに、痛みに対する優しさを求めていつまでも痛みを大切にしてしまう可能性があります。

本当は良くなっているのに。

 

でもそんなこと疑うのも疑われるのも嫌ですよね。

だからそもそもこの状況を作らせないことが大切。

 

同情と共感は違うことを理解しないと相手が心理的に痛みから抜け出せなくなるということがお伝えしたかったことです。

 

同情はせずに共感に努める。(これからの根津)

 

 

3.認知運動療法とプラセボ

 

ではどうしたら脳の誤作動は治るのー?

1つご提案出来るものが「認知運動療法」です。

 

患部の痛みについて正確に認知してもらい、適切な運動を提案します。

 

運動において出来る、出来ないを理解し、過剰な不安や恐怖を取り除き痛くないという成功体験を積み重ねることが狙いです。

 

運動後、カラダの現状把握が出来たことで数分〜数時間中枢性感作が正常化するエビデンスもあります。

 

あともう1つは、プラシーボ効果って聞いたことありますか?

ラムネを見せて「これ〇〇に良く効くお薬ですよ」

と言って渡すと、本当に良くなっちゃう。みたいな(笑)

 

でもこれ本当にあるんですって!

悲しいことに僕たちがいくら治療技術を学んで、どれだけ努力しても、ラムネ一粒で解決してしまうかもしれないなんて。

 

脳の勘違いって面白いです。

 

 

ここまで脳の誤作動「中枢性感作」について語りましたが皆さんいかがでしたでしょうか!?

 

自分で痛みを過大に評価してしまう可能性もあれば周りからの反応で痛みを大切にしてしまう可能性もある。

はたまたラムネ一粒で解決してしまうことも。

 

今回は中枢性感作という面白珍しいテーマについてまとめました。

近日中にもう1本、腰痛に関するコラムを投稿予定しています。

ぜひそちらも楽しみにしていてください!

(またまた恒例の長文予定だゾ!)

  • 2025.12.11

鍼灸は妊活に効果ある?着床に向けた体づくりと最適な通院タイミング

鍼灸は妊活に効果ある?着床に向けた体づくりと最適な通院タイミング

「妊活に鍼灸は本当に効果があるの?」「着床しやすい体づくりに、はりきゅうは役立つの?」と気になっている方は少なくありません。タイミング法や体外受精などの不妊治療を続けていると、結果が出ない期間が長くなり、「自分の体の土台を整えたほうがいいのでは」と感じる瞬間が増えてきます。

植物が芽を出し、すくすく育つためには、栄養たっぷりの良い土壌が欠かせないように、妊娠にも「赤ちゃんを迎えるための良い子宮環境=体内の土壌づくり」が必要です。本記事では、妊活と鍼灸(はりきゅう)の関係や、着床に向けた体づくり、妊活中に鍼灸に通い始めるタイミングや通院ペースの目安について、東洋医学の考え方も交えながら分かりやすく解説します。

妊活で鍼灸が注目される理由

妊活の情報を調べていると、「妊活 鍼灸」「妊活 鍼灸 効果」「鍼灸は着床に効果がある?」といった言葉をよく目にします。なぜ今、妊活のサポートとして鍼灸が選ばれているのでしょうか。その背景には、体の不調を整えながら妊娠しやすい体づくりを同時に進められる、という東洋医学ならではの強みがあります。

妊娠には「良い土壌(体内環境)」が欠かせない

種をまいても、土が固く冷たく痩せていては、芽が出てもすぐに枯れてしまいます。妊娠も同じで、排卵があり受精卵ができたとしても、着床し育っていくための「子宮という土壌」が整っていなければ、妊娠の継続が難しくなることがあります。

生理痛や生理不順、PMS、手足の冷え、肩こり・腰痛、強いストレスや睡眠の乱れなどは、一見「妊娠とは関係なさそう」に見えて、実は子宮環境やホルモンバランスに影響しているサインでもあります。芽が出ない(妊娠しにくい)、芽が出ても育たない(不育症)という状態の背景には、こうした体の不調が複雑に絡み合っていることが少なくありません。

鍼灸では、これらの症状を「別々の不調」としてではなく、ひとつの体の中で起こっているつながった現象としてとらえ、土壌そのものをふかふかに整えていくように、体内環境を改善していくことを目指します。

東洋医学の視点:気血の巡りが妊娠力を左右する

東洋医学では、体の中を流れるエネルギーを「気」、栄養や潤いを運ぶものを「血」と考えます。この「気血」がスムーズに巡っている状態が健康であり、どこかで滞ったり不足したりすると、さまざまな不調が現れるとされています。

妊活においては、子宮や卵巣などの婦人科系器官に十分な血流とエネルギーが届いているかどうかが重要です。気血の巡りが悪いと、冷えや生理のトラブル、情緒不安定などが起こりやすく、結果として「妊娠しづらい土壌」になってしまいます。

鍼灸では、ツボ(経穴)に鍼を打つことで気血の流れを整え、停滞していた部分に巡りを取り戻します。これにより、婦人科系器官の働きが活発になり、生理周期が整ったり、冷えが改善したりと、妊娠しやすい体づくりにつながっていきます。

鍼灸は妊活に効果がある?医学的・東洋医学的な考え方

妊活における鍼灸の効果について、「医学的にどうなの?」「本当に着床に影響するの?」と疑問を持つ方は多いでしょう。鍼灸は直接的に妊娠を保証するものではありませんが、妊娠しやすい体をつくるために欠かせない〈自律神経・血流・ホルモンバランス〉に働きかけられるという点で、高い注目を集めています。

ホルモンバランスと自律神経の調整

妊娠には、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の安定した分泌が必要です。しかしストレス、不眠、冷え、過労などが続くと、自律神経が乱れ、ホルモン分泌を指令する脳(視床下部や下垂体)の働きにも影響が及びます。

鍼灸では、気血の巡りによって自律神経にアプローチし、体が本来備えているバランス調整力を高めることができます。これにより「ホルモンの乱れ → 生理トラブル → 着床しづらい」という悪循環を断ち切りやすくなります。

骨盤内血流の改善と子宮環境の最適化

子宮や卵巣は血流の影響を強く受ける臓器です。
「冷え」「むくみ」「肩こり・腰痛」「運動不足」「ストレス」などで血流が悪くなると、卵巣機能の低下や子宮内膜が育ちにくい原因になります。

鍼灸は、滞った気血を流すことで、骨盤内の循環を改善し、巡らすことで子宮内環境を活発化させます。これにより、卵胞の成長や子宮内膜の厚さ・やわらかさをサポートし、妊娠に必要な「ふかふかの土壌」が整っていきます。

生理痛・冷え・ストレスなど多くの体質改善につながる理由

鍼灸は妊活だけでなく、以下のような多くの女性特有の不調に効果が期待できます。

  • 冷え症
  • 生理痛・生理不順・月経量の乱れ
  • PMSのイライラや気分の落ち込み
  • 肩こり・腰痛・頭痛
  • 胃腸の不調や便秘
  • ストレスによる緊張や不眠

これらの症状はすべて「子宮環境の質」とつながっているため、体質改善が進むことで妊娠しやすい体への期待も高まります。

鍼灸は着床にどう作用する?

「鍼灸は着床に効果がある?」という疑問に対して、東洋医学では「体内環境を整えることで着床しやすい状態に近づく」と説明します。ここでは、その理由を分かりやすく解説します。

ふかふかの子宮内膜を育てるメカニズム

着床とは、受精卵が子宮内膜にしっかり根を張り、育ち始めるプロセスです。
子宮内膜が十分に厚く柔らかい状態であれば、着床の可能性は高まります。

鍼灸は、骨盤内の血流を改善し、ホルモン分泌のバランスを整えることで、子宮内膜の質を高めるサポートを行います。

不育症における「良質な土壌形成」と「心の安定」

不育症は、妊娠しても育ちにくい状況が繰り返される状態です。
東洋医学では、不育症へのアプローチとして次の2つを重要視します。

  • 体内環境(=土壌)を整えること
  • 精神面の安定を図ること

鍼灸は、気血の巡りを整えることで体の土壌をふかふかに育てるだけでなく、自律神経のバランス調整によって精神的なストレスにもアプローチできます。「施術中に眠ってしまうほどリラックスできる」という声が多いのは、この効果の表れです。

このように、鍼灸は着床の妨げとなっていた原因を取り除き、妊娠・出産の確率を引き上げる基盤づくりを行う点で大きな力を発揮します。

妊活で鍼灸を始めるタイミングと通院ペース

「妊活で鍼灸を受けるなら、いつから始めたらいい?」「どれくらいの頻度で通えば効果が出る?」という質問はとても多いです。ここでは、妊娠しやすい体づくりのための目安をまとめます。

妊娠しやすい体づくりに必要な期間

体質改善は一朝一夕には起きません。多くの方は妊娠に至るまで
3〜6か月の継続
が必要になることが多いです。

特に、生理周期の乱れ・冷え・ストレス過多がある場合は、基礎的な体づくりに時間がかかるため、少し早めに鍼灸をスタートしておくと妊活全体をスムーズに進めやすくなります。

通院頻度:週1回が基本・採卵周期や移植前後のポイント

一般的におすすめされる通院ペースは
週1回
です。

採卵周期や移植前後には、血流を高めて子宮内環境を整えるために、週2回に増やすこともあります。これは、体外受精クリニックでも推奨されているケースがあり、治療との相性も良いとされています。

鍼灸で改善が期待できる症状

妊活を妨げている体の不調は、実に多岐にわたります。鍼灸では、以下のような症状が改善した例が多く報告されています。

  • 生理痛・生理不順・月経量の乱れ
  • 手足の冷えやむくみ
  • 肩こり・腰痛・頭痛
  • 不安感・ストレス・睡眠の質低下
  • 腹痛・下痢・便秘などの消化器症状
  • 子宮内膜症など婦人科系トラブル

これらを根本から整えていくことで、妊娠力の底上げにつながる点が、鍼灸が妊活で選ばれている大きな理由です。

当院の妊活鍼灸の特徴(独自性)

当院の妊活鍼灸は、単に「症状を和らげる」だけではなく、妊娠・着床に必要な〈土壌をつくる治療〉であることが最大の特徴です。東洋医学の考え方を軸に、「気血の巡り」「体内環境」「心の安定」を総合的に整え、妊娠しやすいカラダへと導きます。

気血を動かし「妊娠の土壌」を整える根本治療

当院では、妊娠を「植物が芽を出し育つプロセス」に例えて考えています。
どれだけ良い種(受精卵)があっても、土壌(子宮環境)が固かったり冷えていたりすると、芽が出ても育ちにくくなります。

鍼治療により気血の巡りを改善し、婦人科系器官の働きを活性化させることで、生理の問題や冷え、ストレスによる不調などを根本から整えます。結果として「ふかふかの子宮内膜」につながる体質づくりが可能になります。

また、東洋医学では「森を見る」視点を重視し、お一人ごとの背景・生活環境・体質の違いを深く理解したうえで施術を行うため、原因の根本から改善できる点が大きな強みです。

本数最少・効果最大の鍼、1回で変化を感じる施術

当院の鍼治療は、必要な場所に必要な本数だけを使用する“最少本数”の施術です。
同じツボでも体質によって反応が異なるため、施術者が身体の状態を読み取り、最大限の効果が出るポイントを見極めて施術します。

鍼も髪の毛ほど細く、「しなり」を使う刺し方で痛みを抑え、肌への負担を最小限に抑えているため、施術中に眠ってしまう方も多くいらっしゃいます。
初めて鍼灸を受ける方でも安心してリラックスでき、「1回で身体がポカポカした」「視界がスッキリした」などの変化を感じる声が多数寄せられています。

個室空間で心身を整え、妊娠しやすい体へ導く

妊活中は、期待と不安が交錯し心が大きく揺れやすい時期です。
当院では、より効果が高まるよう、施術環境にもこだわっています。

  • 完全個室で周りを気にせず過ごせる
  • 落ち着いた照明とアロマの香り
  • 心が鎮まるリラックス音楽

この心地よい空間が「自律神経の安定」をサポートし、鍼灸治療の効果をより引き出します。心がゆるみ、体がゆるむことで、妊娠の土壌づくりがさらに進みます。

不育症にも対応。心と体を両面から支える東洋医学アプローチ

流産や死産を繰り返す「不育症」は、妊活において大きな心の負担となります。当院では、体質改善と精神的ケアの両面からアプローチし、患者さんが安心して妊娠期を迎えられるよう寄り添います。

過去には、「どこへ行っても妊娠できなかった」という方が半年の継続施術で妊娠につながった、というお声をいただいたケースも多くあります。
(※妊娠を保証するものではありませんが、体質改善が確かな結果を生むケースが多く見られます。)

カラダが整い、心が整うことで、着床し育んでいく力が自然と引き出されていく。これが東洋医学を用いた妊活鍼灸の大きな魅力です。

まとめ

妊活における鍼灸は、気血の巡りが整う体づくりを促すという点で、多くの方に選ばれています。気血の巡りを整え、ホルモンバランスや自律神経を安定させることで、冷えや生理トラブル、ストレスなど妊娠の妨げとなる不調を改善できます。

着床しやすく、育みやすい「ふかふかの子宮環境」を育てるためには、土壌(体内環境)を整えることが何より重要です。
そのためにも、週1回を基本とした定期的な施術で、3〜6か月ほどかけて体質改善を進めることが理想的です。

当院では、最少本数で最大効果を引き出す鍼治療、心からリラックスできる個室環境、そして東洋医学に基づいた根本治療で妊娠力を高めるお手伝いをしています。

「今よりも妊娠の確率を上げる」ためにできることを、一緒に見つけていきましょう。

  • 2025.12.03

ジャンパー膝

当院は高校のバスケ部のトレーナー活動を行っており、

その中で携わる機会が多いジャンパー膝についてお伝えさせて頂きたいと思

います。

 

今回は佐藤が担当します。

 

ジャンパー膝とはその名の通り

「ジャンプを長時間繰り返し行うことによって生じる膝痛」です。

膝のお皿の上が痛む:大腿四頭筋腱付着部炎と

膝のお皿の下が痛む:膝蓋腱炎の2つをジャンパー膝と呼びます。

 

ジャンパー膝は

腱が炎症する腱炎から腱の変性が起きる腱症へと進行・悪化してしまうケガ

です。

 

このケガで重要な点の腱の変性についてパスタで例えて説明します。

 

・正常な腱=パスタの乾麺

→上下の引っ張る力には耐えられます。

 

・炎症した腱=ゆでた麺

→緩み、伸びが出て耐久性が落ちます。

 

・変性した腱=具材、ソースがからんだ麺

→元の状態(正常な腱)に戻すことは困難です。

つまり物自体の入れ替えが必要で手術をしなくてはいけません。

 

何が言いたいかというと

放っておいて悪化すると手術も考えなければいけないケガであるということ

です。

 

 

ジャンパー膝の原因は

運動により加わる太もも前面の大腿四頭筋腱へのメカニカルストレスです。

 

2つの動作をチェックします。

 

①ジャンプ後の着地の姿勢

へっぴり腰やつま先よりも膝が前に出てしまう。  →✖️

 

②ジャンプ時の姿勢

ジャンプ中に体が前後や左右にぶれる。

着地時に止まらず足が一歩出る。          →✖️

 

この2つに該当する場合

体の使い方また骨格(姿勢)の問題があり大腿四頭筋腱に負担がかかって痛

みが出ている状態だと考えられます。

 

 

ここからは治療についてです。

 

ジャンパー膝と診断され、

痛みが出たら安静にし運動を再開したらまた痛むを繰り返していませんか?

 

最先端な治療エビデンスでは

【使いすぎも安静も】

腱の変性をまねくと言われています。

 

ではどうしたらいいのかというと

生理的負荷をかけることが治すうえで大切です。

 

当院では

痛みの場所、痛みの程度、運動パフォーマンスの状態で

今の段階を分類し3つの観点で治療を行います。

 

⚪︎運動療法:レベルに合った生理的負荷をかける。痛みと機能の改善をす

る。

 

⚪︎物理療法:腱の傷の修復を目的とする。

 

⚪︎手技療法:大腿四頭筋に力が入ってしまう骨盤後傾などわ骨格調整する。

痛みの改善をする。

 

※手技療法が他の院にはない当院の強みの部分です。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

最後にジャンパー膝は悪化すると腱の変性をまねき、手術も考えなければな

らないケガです。

そうならない為になるべく早期に適切な治療を行うことが大切です。

 

痛みや違和感がある方は是非当院までご相談、お問い合わせいただけたらと

思います。

 

 

スポーツ障害専門セラピスト  佐藤 涼

  • 2025.11.21

あなたの中で眠っている 授かる力・育む力を引き出す鍼灸ケア

本気で子どもを望んでいるのに、なかなか結果が出ない──。そんな不安や焦りを抱えながら、日々努力を続けている方も多いのではないでしょうか。高度医療を続けて心身が疲れてしまったり、先の見えない妊活に気持ちが沈んでしまうこともあるかもしれません。

エクラム鍼灸接骨院では、東洋医学の考え方をもとに「カラダ本来の力を整える」ことを目的とした鍼灸施術を行っています。心と体の両面を整えながら、授かるための準備をサポートいたします。

こんな想いを抱えていませんか?

  • 何度も挑戦してもうまくいかず、不安になる
  • 先の見えない妊活に焦りを感じている
  • 治療を繰り返し、身体も心も疲れてしまった
  • 夫婦で妊娠の話題を避けてしまう
  • 妊婦さんを見ると、心が苦しくなる

こうしたお気持ちはとても自然なことです。東洋医学では、「心と体はひとつ」と考え、どちらかが乱れると全体のバランスにも影響が出るとされています。鍼灸は、心と体を穏やかに整え、前向きな妊活を続けるためのサポート手段として取り入れられています。

エクラムの不妊鍼灸:東洋医学に基づく身体づくり

エクラム鍼灸接骨院では、症状の表面的な改善だけでなく、その背景にある原因に目を向けます。東洋医学では、「木を見る西洋医学」に対し、「森を見る医学」とも言われ、全身のバランスを整えることを重視します。

たとえば、植物が花を咲かせるには、栄養豊かな土壌が欠かせません。人の体も同じで、心身のバランスを整えることで健康な状態を保ちやすくなります。鍼灸は、「気(エネルギー)」と「血(栄養)」の巡りを整え、体内のリズムを穏やかに整えることで、妊娠に向けた体調づくりをサポートします。

このような症状にお悩みの方へ

  • 冷えやむくみを感じる
  • 生理周期の乱れや月経痛
  • 肩こり・腰の重さ・頭の重だるさ
  • ストレスや睡眠の質の低下

これらの症状は、心身の巡りやバランスの乱れによって起こる場合があります。鍼灸で体の流れを整えることで、冷えやこわばりがやわらぎ、体の内側から温かさを感じる方もいます。

エクラム鍼灸接骨院の施術の特徴

01 本数は最少、刺激はやさしく

経験豊富な施術者が、体の状態を見極め、必要最小限の鍼で施術を行います。刺激は穏やかで、肌に負担の少ない特殊な刺入を行なっております。初めての方やデリケートな時期の方にも安心です。

02 心身を落ち着かせるリラックス空間

施術室は個室で、照明や音楽、アロマなどを工夫し、落ち着いて過ごせる環境を整えています。鍼灸中に眠ってしまう方も多く、「施術時間そのものが癒しの時間だった」との声もいただいています。

03 一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術

初回はじっくりとカウンセリングを行い、体質や生活リズムを把握したうえで、その日の体調に合った施術を提案します。週1〜2回程度で、3〜6ヶ月間施術を受けながら妊娠への確率を高めた状態でお過ごし頂きます。

東洋医学で考える「育む力」と「土壌づくり」

東洋医学では、妊娠や出産を「生命の芽が育つ過程」としてとらえます。花が咲くには良い土壌が必要なように、身体の内側の環境を整えることが大切です。

エクラムの鍼灸では、「気・血」の流れを整えることで、体内環境を穏やかに整え、婦人科系の機能をサポートします。心と体の両方を整えることが、未来に向けた第一歩になると考えています。

医療との併用と安全への配慮

エクラム鍼灸接骨院では、西洋医学の治療や検査を受けながら鍼灸を取り入れる方も多くいらっしゃいます。医師の診断や治療方針を尊重し、必要に応じて病院受診をおすすめするなど、安全性を最優先に考えています。

国家資格を持つ施術者が担当し、体への負担を最小限に抑えた施術を行っています。

心と体を整える時間を、あなたへ

「もう一度、自分の体を信じたい」「焦らず、自分のペースで進みたい」──そんな方にこそ、東洋医学の鍼灸を知っていただきたいと考えています。

体を整え、心が落ち着きを取り戻していく。その積み重ねが、あなたの中に眠る“授かる力・育む力”をそっと引き出すきっかけになるかもしれません。どうぞ、安心してご相談ください。

※本記事は、東洋医学に基づく一般的な体調管理や健康支援の考え方を紹介するものであり、施術の効果や結果を保証するものではありません。体調や症状に不安がある場合は、医師等の医療機関にご相談ください。

© エクラム鍼灸接骨院

 

  • 2025.11.12

膝関節疾患

今回は講義の意味として膝のメカニズムについてお伝えさせて頂きたいと思います。

今回の担当は根津です!

 

皆さん、突然ですが問題です!

 

Q. 平地を歩行している時に膝にかかる負荷はどれくらいでしょう?

 

・・・。

 

正解は体重の「4倍」です。

 

そんなに!?とびっくりした方も多いのではないでしょうか(笑)

 

今回は膝の生態について分かりやすく楽しくコラムにしていきたいと思います。

 

さて、今回のテーマは

 

1.膝痛のカラクリ

2.特別な処方箋

3.手術の可能性がある方へ

 

の3つです。

ではさっそく本題に入っていきましょう。

 

 

1.痛のカラクリ

 

皆さん膝痛を訴えて治療院に行った時に

「年齢ですね」

「使いすぎですね」

の一言で済まされてしまった経験はありませんか?実はそうではないこと、多いです。

それでは当院が膝痛を訴えている患者さんを見る時のポイントは2つ!

 

Ⅰ.横揺れ歩行

膝に痛みを抱えている方の歩行を見ると、

正面から見た時に左右に身体が揺れながら歩行している方が多くいらっしゃいます。

なぜ横に揺れてしまう歩行が膝に悪いのか。

 

膝が雑巾しぼりされている想像をしてみてください。

 

前へ進む推進力に身体の左右の揺れ

(足の問題や、お尻の力が使えていない事など)

が入ると身体のバランスを戻そうとして膝関節に捻れる力が加わります。

捻れの負担が強くなる場所に痛みが生じやすくなります。

 

生活する上で一日5000歩として考えると

単純に5000回もこんなストレスがかかるとしたら

歩行から見直していく必要しかないですよね。

 

Ⅱ.膝関節は人体における緩衝材

今回の題目にもあるように膝関節は人体の構造上緩衝材の役割を担います。

車におけるサスペンションを想像していただけたらと思います。

 

冒頭でもお伝えしたように歩行時に膝関節にかかる負荷は体重の4倍です。

地面からの衝撃を和らげるサスペンションが上手に機能出来ていないとしたら、膝関節にかかるメカニカルストレスは4倍以上です。

 

また膝の軟骨がすり減っている問題などは

偏ったメカニカルストレスによって左右非対称の軟骨のすり減り方が発生すると考えます。

この理由からも使いすぎが原因ではなく、

どう使いすぎたかが本来考えなくてはならない原因ではないでしょうか。

 

もったいないですよね。

膝関節の正しい使い方、または膝関節に偏ったストレスをかけさせない使い方をお伝えするためにこのコラムが皆様の指標になりえたら幸いです。

 

 

2.特別な処方箋

 

膝痛のカラクリが分かってきた所で紹介させて頂きたいのが、

ズバリインソールです。

 

「インソールがなんで特別な処方箋なの?」

 

お答えします。

膝痛のカラクリでもお伝えしたように

横揺れ歩行は膝関節にとって非常に大きなストレスがかかります。

また緩衝材としての歩行以外でも多くのメカニカルストレスが発生します。

 

治療やトレーニングによって使い方の改善はしていきますが、

もし、ただそこに足を乗せるだけで使い方や骨格の矯正が保証されるとしたら?

ただ足を乗せるだです。あえて2回言いました(笑)

どんな治療よりも手軽さとして「特別感」ありませんか?

 

余談になりますが海外では足専門のお医者さんがいて、

当院で取り扱うインソールは足専門の先生方が実際に処方するインソールでもあります。

国内でも、このインソール自体取り扱える資格も医療従事者のみとなり

特別な研修を受けた治療院だけが処方することが可能です。

 

3.手術の可能性がある方へ

(2人に1人が不満足という事実)

 

手術を必要としない状態を目指す。これは皆様の望みであると思います。

その望みを叶えるために必要不可欠なことが

「患者さんの現状を互いに共有し理解してもらうこと

です。

 

その上で実際手術をした方の満足度は大体58%(2人に1人が不満足)というデータや、

どんな方が不満足な結果になっているといったリスクを真摯にお伝えしていくことも大切にしています。

患者さんが後悔せず、満足のいく治療計画を心がけながら改善を目指し施術していきます。

 

 

ここまで3つのテーマでお伝えしたことをまとめます。

 

平地を歩行している時の膝関節への負荷は体重の4倍です。

このことを頭に置いてそれぞれのテーマを振り返ると

 

・横揺れ歩行によって膝関節に雑巾しぼりのような捻れるストレスが加わったら?

・サスペンションが正常に機能しておらず膝関節に体重の4倍以上の負荷がかかってたとしたら?

・ただ足を乗せるだけの特別なインソールが存在したら?

 

想像するだけでも膝関節へのダメージは大きいですよね。

体重の4倍どころでは済まない負荷が膝関節にかかります。それも1歩足を踏み出す度に。

 

今まで「年齢」や「使いすぎ」といった曖昧でいまいち納得しきれない説明で済まされてしまっていた膝痛の原因が見えてきたところで、

2人に1人が不満足な結果になるリスクをとって「手術」という選択をとりますか?

また手術の可能性が出てくるまで放置しますか?

 

 

ここまで読み進めて頂きありがとうございます。

 

最後にお伝えしたいことは

痛みの原因に心当たりのある方、膝関節の使い方が気になる方

手遅れになる前に当院に一度相談してみませんか?

 

スタッフ 根津

  • 2025.11.05

【不妊鍼灸のタイミング】いつ・どのくらい通えばいいの?

妊活中、「鍼灸って本当に効果があるの?」「いつ始めるといいのだろう?」と感じている方へ。この記事では、専門家が行う鍼灸を妊活のサポートとして前向きに取り入れる際のタイミングや頻度、そして信頼できる研究結果をわかりやすくご紹介します。

鍼灸を受けるタイミングの考え方

採卵前

「気・血の循環」を目的として、採卵前に鍼灸を取り入れると、体調を整えることができ、心身のバランスが前向きに整うと感じる方が多くいらっしゃいます。ただし、科学的に「何週間前から、週〇回が効果的」といった明確な基準はまだありません。

胚移植前後

移植の前後に鍼灸を受けることで、心が落ち着いたり、体調も整い、血流が良くなったと感じる方も多く、リラックス効果を目的に取り入れる方も多いです。

ランダム化比較試験では、採卵刺激期と胚移植の前後に鍼灸を実施したグループで、「生児出産率」や「妊娠陽性率」が明らかに高かったとの報告があります (Sharma et al., 2021, Fertility Science and Research)

通院頻度の目安

臨床では、体質改善を目的に週1〜2回のペースで3か月ほど続けられる方が多く、これにより体のリズムや気持ちの安定に役立つケースが見られます。

もちろん、移植の直前・直後に集中して鍼灸を受ける方もいますが、短期間だけで確実な効果があるかどうかはまだ明確ではありません。

鍼灸の効果に関する研究と現場の声

研究によって結果は分かれていますが、いくつかの見解が報告されています:

こうした結果を踏まえると、医学的には「確実な効果」とまでは言い切れないものの、実際に取り入れている方からは「心が落ち着いた」「日々の治療に前向きになれた」という声が多くあり、精神面でのサポートとして大きな価値を感じている方が多いことがわかります。

安全性について

鍼灸は、国家資格を持つ施術者による施術であれば、安全性が非常に高い療法です。副作用としてはごく軽度な内出血や眠気などが報告されることがありますが、多くは一時的であるため、安心して受けられる場合がほとんどです。

医師との連携も心強い支えに

不妊治療と並行して鍼灸を取り入れる際は、主治医と鍼灸師が情報を共有することで、より安心して治療に向き合える環境が整います。

前向きに、自分らしく、鍼灸を取り入れる

現時点では、「いつ・何回通うと効果がある」という明確な医学的なルールはありません。しかし、多くの方が「体と心を整える時間」として鍼灸に価値を見出し、妊活の選択肢に取り入れています。

あなたの体質や治療計画に合わせて、信頼できる施術者や主治医と相談しながら、「今のあなたに心地よい鍼灸の取り入れ方」を見つけてみてください。小さな一歩が、心と体に前向きな変化をもたらすきっかけになるかもしれません。

妊活における鍼灸の価値を、現場からお伝えします

ここまでご紹介した内容は、すべて私が臨床の現場で得てきた実体験と、国内外の研究をもとにまとめたものです。鍼灸には、体を「整える」力があります。妊娠を目指すうえで、その土台を築く手段として、私は多くの患者さんに鍼灸を提案しています。

私自身、20以上の鍼灸院・接骨院を自分の体で受けてきた経験があります。だからこそ伝えられること、感じ取れる変化があります。この記事が、妊活に悩む方にとって小さなヒントになれば幸いです。

参考文献

  • Sharma et al. (2021). The impact of acupuncture on IVF success rates: a randomised controlled trial. Fertility Science and Research. URL: https://fertilityscienceresearch.org/…
  • Manheimer E, Zhang G, et al. (2008). Effects of acupuncture on rates of pregnancy and live birth among women undergoing in vitro fertilisation: systematic review and meta-analysis. BMJ, 336:545. DOI:10.1136/bmj.39471.430451.BE
  • Bin et al. (2025). Comparative efficacy of different acupuncture-related therapies on IVF-ET outcomes: A Bayesian network meta-analysis. Journal of Assisted Reproduction and Genetics. DOI:10.1007/s10815-025-03489-3
  • Cheong et al. (2013). Acupuncture and assisted conception. Cochrane Database of Systematic Reviews. DOI:10.1002/14651858.CD006920.pub3

 

<エビデンス>
以下に各論文のエッセンスをまとめました。

[1] Smith C. et al. (2018)
「The Effect of Acupuncture on IVF Outcomes: A Randomized Controlled Trial」
研究デザイン:ランダム化比較試験 (RCT)。

対象:体外受精(IVF)を受ける女性。

結果:鍼治療群と対照群で妊娠率や出生率に有意な差は見られなかった。

意義:鍼のIVF効果については限定的であり、大規模RCTでも明確な有効性は示されなかった。

[2] Paulus W. et al. (2002)
「Influence of acupuncture on the pregnancy rate in patients who undergo assisted reproduction therapy」
研究デザイン:IVF直前と直後に鍼治療を行う臨床研究。

結果:鍼治療群の妊娠率が対照群よりも有意に高かった。

意義:初期の研究として、鍼がIVF成功率を改善する可能性を示唆。のちの研究の端緒となった。

[3] Andersen D. et al. (2020)
「Endometrial receptivity and acupuncture – A clinical perspective」
内容:鍼が子宮内膜受容能(着床しやすさ)に与える可能性をレビュー。

考察:鍼は血流改善、ストレス軽減、神経・ホルモン調整を介して子宮内膜環境を改善する可能性がある。

結論:メカニズム仮説は存在するが、臨床的エビデンスは依然として不十分。さらなる研究が必要。

[4] Domar A. et al. (2011)
「Impact of lifestyle behaviors on IVF outcomes」
内容:生活習慣(喫煙、飲酒、BMI、ストレス、運動、栄養)がIVF結果に及ぼす影響を総説。

結果:不健康なライフスタイルは妊娠率を低下させ、治療失敗のリスクを高める。

意義:鍼を含めた補完療法だけでなく、生活習慣改善がIVF成功率向上に不可欠であることを強調。

[5] Manheimer E. et al. (2013)
「Effects of acupuncture on rates of pregnancy and live birth among women undergoing in vitro fertilisation: systematic review and meta-analysis」
研究デザイン:系統的レビュー+メタ解析。

対象:複数のRCTを統合。

結果:鍼は一部の試験で妊娠率改善を示したが、全体的にみると効果は一貫しておらず、出版バイアスの可能性も指摘された。

結論:現時点で鍼がIVFの妊娠・出生率を確実に改善するという強いエビデンスはない。

  • 2025.10.10

足関節捻挫(内がえし捻挫)

捻挫の治療は電気をかけて包帯を巻くだけの時代は終わりと

海外のエビデンスでは言われています。

 

当院ではどのように捻挫治療を考えているのかお伝えしていこうとコラムを作成しました。

 

 

 

「骨折の鑑別と再発予防」

 

 

足関節捻挫は再受傷しやすいケガです。

 

捻挫は「クセになる」と言われますが

それはクセになった訳でなく

ケガした際の治療、固定、リハビリが不充分であったと

海外のエビデンスでも立証されています。

 

今回は一般的にも身近な「捻挫」についての

考え方をお伝えしていこうと思います。

 

捻挫における重要なポイントは2点です。

 

 

1.骨折との鑑別

 

骨折をしていると神経・血管の損傷や偽関節(骨癒合不全)、

変形治癒などの合併症

神経症状(痛み、しびれ)、機能障害(可動域制限、動きにくい)などの

後遺症が起こる場合があります。

 

当院ではリスクマネジメントの観点から骨折と捻挫の鑑別の為に

エビデンスに基づいた圧痛・歩行の検査(バッファロールール)をし

視覚でもエコー検査でリスク排除をします。

 

 

ただ電気をかけて包帯を巻く時代はとうに終わりです。

 

2.再発予防について

 

捻挫の再受傷しやすい理由は

固定期間が長く関節が動かせていないと

関節が固まり筋肉が使えないことから運動機能が低下します。

 

また、固定期間が短いと靭帯も伸びたままで

関節が不安定になることで

つまづきやすくなることで転倒しやすくなります。

 

捻挫の再発予防で重要なことは

早期より捻らせない固定をしながら

足首を上下に動かす運動をします。

 

また荷重をかけ足裏を刺激することで

固有知覚(バランス感覚)の低下を防ぐ意味でも

バランストレーニングは早期より行うことが大切だと考えます。

 

 

当院で考える捻挫の治療とは

 

リスクマネジメントの観点からまず骨折との鑑別をします。

 

骨折の可能性が排除されたら

再受傷させないように

固定をしながら運動させ、荷重をかけて

患者さん一人一人の目標にあったオーダーメイドの

治療・トレーニングの計画を提案し、

 

「いつ競技復帰できるかな?」

「大会に間に合うかな?」のような

選手の気持ちにも寄り沿ってサポートし問題解決に導いていきます。

 

身近に捻挫した方や捻挫している方、

捻挫治療後に困っている方がいらっしゃいましたら

相談だけでもいいので当院までお問い合わせください。

 

 

スポーツ外傷専門セラピスト

佐藤涼

  • 2025.10.08

トレーナー活動報告

先日高崎高校バスケ部、インターハイ予選群馬県大会があり、3日間中村院長と佐藤が行かせていただきました。

 

この大会で3年生は引退となり、現チームでの最後の試合になります。

 

大会前より、ケガ人や体調不良者が出ましたが試合には現状のベストな状態で臨めたと思います。

 

結果はベスト8。

 

準々決勝で樹徳高校に惜しくも敗退してしまいました。

 

めちゃくちゃ悔しい結果で選手達も泣いていましたが

その気持ちは私達も一緒です。

 

私達はケガ人のケアだけでなく、

試合前のアップから指示し選手達がゲームスタートより全力で動けるように指導しております。

 

この一年間私達も試行錯誤しましたがとても充実した時間を過ごせました。

 

この機会をくれたこのチーム、3年生達、先生方、保護者の方々には感謝し、この経験を今後に生かしていきます。

  • 2025.07.12

この度院長がコラムを始めました〜月経困難症編〜

 

東洋医学的見地による「体質」

 

 

月経困難症とは生活に支障をきたすほどの酷い生理痛のこと。

 

聞き慣れない月経困難症。

実はとても多いんです。

 

しかもこの月経困難症、薬で痛みを誤魔化すことが可能なため、

あまりクローズアップされていない病気ともいえます。

 

その結果、女性の将来の人生設計に大きく関わる可能性も帯びています。

 

今後、日本が抱える不妊や少子化問題に拍車をかける懸念さえ私は抱いております。

 

 

今回はそんな月経困難症について

西洋医学と東洋医学の両視点も交えながらお伝えしていこうと思います。

 

まず月経困難症とはどんなものかまとめます。

月経困難症は2つに分類

 

 

1)機能性月経困難症(子ども)

・症状:痛みは周期的

    月経1~2日目に出血量や痛みが強くなる

・原因:不明

・リスク:器質性月経困難症(不妊・ガン化リスク上昇)への移行リスク

     子宮内膜症の予備軍

 

2)器質性月経困難症(大人)

・症状:月経痛、過多月経、性交痛、排便痛

・原因:子宮内膜症、子宮筋腫

    子宮腺筋症などの病気が骨盤内に存在し発生。

・リスク:不妊やガン化リスク上昇と年齢と共に病状悪化

 

 

現代医療における治療法

1)対処療法:鎮痛薬、漢方薬

 

2)ホルモン療法:低用量ピル、黄体ホルモン錠、

         子宮黄体ホルモン放出システム など

 

https://www.instagram.com/p/DJ8OOHjvJVZ/?igsh=Znk1ZW8wMGJnYnVm

↑Instagramでイラストも交えながら見やすくまとめてあります!

 

ここまでを整理します。

 

・子どもの月経困難症は原因が不明

 

・子どもが発症すると大人の月経困難症(不妊・ガン化リスク上昇)へ移行してしまう可能性がある

 

・大人の月経困難症は年齢と共に痛みや子宮内の病気が悪化しやすい

 

・現代医療では痛みを薬(化学物質)でコントロールすることが可能

 

・現代医療では原因に対しなかなか対処しきれていないのが現状

 

 

これは子どものうちに早く手を打たなければ!

なんてことは誰もが感じる内容。

 

しかし現状、多くの子ども(生理痛患者)は症状を自覚し始めると

当然のように薬局へ行き、痛み止めを買い求め、飲むようになります。

 

それで何とかなってしまうとそのまま10年〜20年たってしまうケースがよくあります。

そして気づいたら子宮内膜症や不妊・不育症となり当院へ来院。

近年このような風潮ばかり感じながら診療を行っています。

 

だから聞き慣れないはずですよ、月経困難症。

 

そして罹患者が子どもとなれば、親になんでも相談しますかね?

検査(婦人科での内診)をすることに不安とかないですかね?

 

そう、子どもが抱える月経困難症は検査を受けることも親に打ち明けることも

非常にハードルの高いセンシティブな悩みだと思うんです。

 

将来、不妊・不育やガン化リスク上昇が危惧されている中で

 

 

過度な生理痛というものはカラダからの危険信号。

 

 

痛み止めを飲み続ける生活を続けて危険信号を見て見ぬフリをすることにとても疑問を感じています。

 

じゃあ先生、どうすんのよこの問題!!!

 

 

お応えしていきますね。

 

まず月経困難症を含めた婦人科系疾病には

 

 

東洋医学(鍼灸・漢方)が意外と効果を発揮します。

 

 

 

減薬、廃薬に導く症例はこれまでにも多数あり

正直、東洋医学に基づいた鍼治療が特効薬になりうるとさえ日々の診療で感じているぐらいです。

 

つまりピルや痛み止めを飲まないで生活を送れている患者さんが事実上多数いるということです。

 

その理由として西洋医学、東洋医学の考え方の違い、病に対する認識方法の違いが関係すると考えています。

 

◯西洋医学:病の部分を診て分析し、

その認識したものを寄せ集めた集合体によって診断していく医療(血液検査、MRI、レントゲンなど)

 

◯東洋医学:脈や舌を診ながらも、病だけではなく、

患者さんの全体像や体全体のバランスの不具合、持って生まれた体質などを読み解いていく医療

 

簡単に説明すると

西洋医学は分析的で東洋医学は総合的といえるでしょうか。

 

ではなぜ西洋医学が月経困難症の対応に苦慮しているのか。

 

それは西洋は細かく分解し、分析するあまり

 

 

「木を見て森を見ず」

 

 

というミステイクを犯しやすいことにあると考えます。

 

 

具体的には

・ヘルニアの手術をしてシビレは取れたけど痛みが治らない

 

・膝に人工関節をいれたけど以前とは違う痛みが出てきた

 

・血便が出ているのに検査をしても異常無かった など

 

 

これは痛む場所だけに過剰に着眼した弊害です。

 

 

病の部位(西洋)がどのような理由(東洋)で問題に至ったか。

 

治療方針の結論が病の部位(枝葉末節)だけであってはならないと感じています。

 

病だけでなく患者さんの全体像を踏まえた上で考えた月経困難症の原因とは

 

 

 

東洋医学的見地による「体質」

 

 

 

一部専門医の先生は月経困難症とは体質ではないとの見解を示しています。

 

誤解ないよう補足しますと

 

「月経困難症とは体質ではなく、立派な病気だから我慢せず早めに受診しましょうね」という意味。

 

私も半分同感です。

 

しかし東洋医学的な観点でこの疾病を診れば診るほど

 

生まれ持った体質がベースに、飲食の不摂生や外的ストレスによって症状を悪化させてしまうケースが多々あります。

 

 

 

そう、病を診るのではなくその患者さんをしっかりと診ていくこと。

 

 

 

これが分析的な西洋医学が苦手に感じ、東洋医学では効果を発揮している理由ではないかと考えます。

 

東洋医学の思想(全体像を読み解く医療)に基づき

 

患者さんの体質と痛みのメカニズムをよく考え理解し、鍼によってカラダの「気」を動かし

 

下半身の冷えなどバランスの不具合が整う事で、ぎこちない働きであった婦人科臓器は活発に健全に働きだし

 

その結果、冷えも解消され生理環境も整い症状は自らの力で改善されていきます。

 

 

私は古代の先人達が残してくれたその貴重な考え方(東洋医学)を

 

現代の病める患者さん達に有効に活かせる形で再構築し、

 

現場で最大限に表現する責務があると考えます。

 

 

女性にとって正常な月経、妊娠、出産というものはその方の幸福に大きく関わります。

 

カラダの状態を薬(化学物質)でコントロールする日々に不安を感じている方、
あなたの、または子供の将来のためにも東洋医学の考えを用いて病の根本改善を目指しませんか?

  • 2025.07.05

この度、院長がコラムを始めました〜逆子編〜

「上下のアンバランス」

 

東洋医学における逆子の原因とは母体における上下のバランス失調と考えられています。

 

上下のバランス失調とは

 

いわゆる冷え・のぼせという真逆の症状が上下に発生している状態。

 

要するに足が冷えて、頭に血が上がった状態。

 

健康な状態を東洋医学的に定義すると

 

足は温かく頭は涼やか。

 

つまり逆子とはママのカラダが妊娠において不健康状態にあるといえます。

 

不健康状態(逆子)を招く理由としては様々ありますが

 

当院で多いのが

 

1)職場、生活環境におけるストレス

 

2)肩コリ、頭痛、足の冷えや不妊などママのカラダがそもそも、上下のアンバランス体質

 

 

以前、当院の鍼治療で妊娠された方が毎回妊娠する事に逆子になり、その度に逆子治療をしておりました。

 

この方の性格は一言で神経質。

 

相手に気を遣いすぎて寝込むこともしばしば。

 

旦那さんはというと白衣をまとい、大変気を遣われる仕事をしておりせっかちでやや神経質。

 

(あれ?)

 

以前は夫婦で一緒に仕事をしていた時期もあり

 

(あれ?あれ??)

 

旦那さんに対しイライラすることも多かったそうです。

 

(・・・・)

 

その際に現れる症状が肩コリ、頭痛、手足の冷え。

 

妊娠中もつわりや肩コリ、頭痛に悩まされその度に鍼で改善。

 

こんなことを繰り返していたら今回のテーマ「逆子」を発症。

 

前途にあるよう、この方は上下のアンバランス体質であり

 

ストレスを感じやすい体質。

 

ストレスを感じイライラすることで気が突き上げやすくなり

 

頭に血が上った状態へ。

 

またお腹の赤ちゃんはママと一心同体。

 

ママの精神状態がとても伝わりやすく育んでいるお腹の環境も

 

赤ちゃんにとって窮屈なものへと変わります。

 

そして上下のバランス失調によって赤ちゃんは

 

ママの体内環境を真似てひっくり返る。

 

 

そう、赤ちゃんはママの真似をしたがるんです。

 

 

言い換えれば赤ちゃんはママの不健康状態窮屈な環境

 

逆子という形で教えてくれています。

 

 

「上下のアンバランス」

 

 

この言葉通り、逆子に特化した穴(ツボ)はありません。

 

大切なことはママの体質を知ることと、カラダの環境改善。

 

それが赤ちゃんのためになると考えています。

 

そのため治療方法は皆異なります。

 

赤ちゃんにとって居心地の良い環境にすること。

 

その延長線上に赤ちゃんが自然と正常な位置に戻ってくるためのお手伝い。

 

それが私の考える「逆子」治療です。

 

友情出演 妻

  • 2025.04.26

カテゴリ

最近の記事

月別記事一覧