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トレーナー活動報告
先日高崎高校バスケ部、インターハイ予選群馬県大会があり、3日間中村院長と佐藤が行かせていただきました。
この大会で3年生は引退となり、現チームでの最後の試合になります。
大会前より、ケガ人や体調不良者が出ましたが試合には現状のベストな状態で臨めたと思います。
結果はベスト8。
準々決勝で樹徳高校に惜しくも敗退してしまいました。
めちゃくちゃ悔しい結果で選手達も泣いていましたが
その気持ちは私達も一緒です。
私達はケガ人のケアだけでなく、
試合前のアップから指示し選手達がゲームスタートより全力で動けるように指導しております。
この一年間私達も試行錯誤しましたがとても充実した時間を過ごせました。
この機会をくれたこのチーム、3年生達、先生方、保護者の方々には感謝し、この経験を今後に生かしていきます。
- 2025.07.12
この度院長がコラムを始めました〜月経困難症編〜
東洋医学的見地による「体質」
月経困難症とは生活に支障をきたすほどの酷い生理痛のこと。
聞き慣れない月経困難症。
実はとても多いんです。
しかもこの月経困難症、薬で痛みを誤魔化すことが可能なため、
あまりクローズアップされていない病気ともいえます。
その結果、女性の将来の人生設計に大きく関わる可能性も帯びています。
今後、日本が抱える不妊や少子化問題に拍車をかける懸念さえ私は抱いております。
今回はそんな月経困難症について
西洋医学と東洋医学の両視点も交えながらお伝えしていこうと思います。
まず月経困難症とはどんなものかまとめます。
月経困難症は2つに分類
1)機能性月経困難症(子ども)
・症状:痛みは周期的
月経1~2日目に出血量や痛みが強くなる
・原因:不明
・リスク:器質性月経困難症(不妊・ガン化リスク上昇)への移行リスク
子宮内膜症の予備軍
2)器質性月経困難症(大人)
・症状:月経痛、過多月経、性交痛、排便痛
・原因:子宮内膜症、子宮筋腫
子宮腺筋症などの病気が骨盤内に存在し発生。
・リスク:不妊やガン化リスク上昇と年齢と共に病状悪化
現代医療における治療法
1)対処療法:鎮痛薬、漢方薬
2)ホルモン療法:低用量ピル、黄体ホルモン錠、
子宮黄体ホルモン放出システム など
https://www.instagram.com/p/DJ8OOHjvJVZ/?igsh=Znk1ZW8wMGJnYnVm
↑Instagramでイラストも交えながら見やすくまとめてあります!
ここまでを整理します。
・子どもの月経困難症は原因が不明
・子どもが発症すると大人の月経困難症(不妊・ガン化リスク上昇)へ移行してしまう可能性がある
・大人の月経困難症は年齢と共に痛みや子宮内の病気が悪化しやすい
・現代医療では痛みを薬(化学物質)でコントロールすることが可能
・現代医療では原因に対しなかなか対処しきれていないのが現状
これは子どものうちに早く手を打たなければ!
なんてことは誰もが感じる内容。
しかし現状、多くの子ども(生理痛患者)は症状を自覚し始めると
当然のように薬局へ行き、痛み止めを買い求め、飲むようになります。
それで何とかなってしまうとそのまま10年〜20年たってしまうケースがよくあります。
そして気づいたら子宮内膜症や不妊・不育症となり当院へ来院。
近年このような風潮ばかり感じながら診療を行っています。
だから聞き慣れないはずですよ、月経困難症。
そして罹患者が子どもとなれば、親になんでも相談しますかね?
検査(婦人科での内診)をすることに不安とかないですかね?
そう、子どもが抱える月経困難症は検査を受けることも親に打ち明けることも
非常にハードルの高いセンシティブな悩みだと思うんです。
将来、不妊・不育やガン化リスク上昇が危惧されている中で
過度な生理痛というものはカラダからの危険信号。
痛み止めを飲み続ける生活を続けて危険信号を見て見ぬフリをすることにとても疑問を感じています。
じゃあ先生、どうすんのよこの問題!!!
お応えしていきますね。
まず月経困難症を含めた婦人科系疾病には
東洋医学(鍼灸・漢方)が意外と効果を発揮します。
減薬、廃薬に導く症例はこれまでにも多数あり
正直、東洋医学に基づいた鍼治療が特効薬になりうるとさえ日々の診療で感じているぐらいです。
つまりピルや痛み止めを飲まないで生活を送れている患者さんが事実上多数いるということです。
その理由として西洋医学、東洋医学の考え方の違い、病に対する認識方法の違いが関係すると考えています。
◯西洋医学:病の部分を診て分析し、
その認識したものを寄せ集めた集合体によって診断していく医療(血液検査、MRI、レントゲンなど)
◯東洋医学:脈や舌を診ながらも、病だけではなく、
患者さんの全体像や体全体のバランスの不具合、持って生まれた体質などを読み解いていく医療
簡単に説明すると
西洋医学は分析的で東洋医学は総合的といえるでしょうか。
ではなぜ西洋医学が月経困難症の対応に苦慮しているのか。
それは西洋は細かく分解し、分析するあまり
「木を見て森を見ず」
というミステイクを犯しやすいことにあると考えます。
具体的には
・ヘルニアの手術をしてシビレは取れたけど痛みが治らない
・膝に人工関節をいれたけど以前とは違う痛みが出てきた
・血便が出ているのに検査をしても異常無かった など
これは痛む場所だけに過剰に着眼した弊害です。
病の部位(西洋)がどのような理由(東洋)で問題に至ったか。
治療方針の結論が病の部位(枝葉末節)だけであってはならないと感じています。
病だけでなく患者さんの全体像を踏まえた上で考えた月経困難症の原因とは
東洋医学的見地による「体質」
一部専門医の先生は月経困難症とは体質ではないとの見解を示しています。
誤解ないよう補足しますと
「月経困難症とは体質ではなく、立派な病気だから我慢せず早めに受診しましょうね」という意味。
私も半分同感です。
しかし東洋医学的な観点でこの疾病を診れば診るほど
生まれ持った体質がベースに、飲食の不摂生や外的ストレスによって症状を悪化させてしまうケースが多々あります。
そう、病を診るのではなくその患者さんをしっかりと診ていくこと。
これが分析的な西洋医学が苦手に感じ、東洋医学では効果を発揮している理由ではないかと考えます。
東洋医学の思想(全体像を読み解く医療)に基づき
患者さんの体質と痛みのメカニズムをよく考え理解し、鍼によってカラダの「気」を動かし
下半身の冷えなどバランスの不具合が整う事で、ぎこちない働きであった婦人科臓器は活発に健全に働きだし
その結果、冷えも解消され生理環境も整い症状は自らの力で改善されていきます。
私は古代の先人達が残してくれたその貴重な考え方(東洋医学)を
現代の病める患者さん達に有効に活かせる形で再構築し、
現場で最大限に表現する責務があると考えます。
女性にとって正常な月経、妊娠、出産というものはその方の幸福に大きく関わります。
カラダの状態を薬(化学物質)でコントロールする日々に不安を感じている方、
あなたの、または子供の将来のためにも東洋医学の考えを用いて病の根本改善を目指しませんか?
- 2025.07.05
この度、院長がコラムを始めました〜逆子編〜
「上下のアンバランス」
東洋医学における逆子の原因とは母体における上下のバランス失調と考えられています。
上下のバランス失調とは
いわゆる冷え・のぼせという真逆の症状が上下に発生している状態。
要するに足が冷えて、頭に血が上がった状態。
健康な状態を東洋医学的に定義すると
足は温かく頭は涼やか。
つまり逆子とはママのカラダが妊娠において不健康状態にあるといえます。
不健康状態(逆子)を招く理由としては様々ありますが
当院で多いのが
1)職場、生活環境におけるストレス
2)肩コリ、頭痛、足の冷えや不妊などママのカラダがそもそも、上下のアンバランス体質
以前、当院の鍼治療で妊娠された方が毎回妊娠する事に逆子になり、その度に逆子治療をしておりました。
この方の性格は一言で神経質。
相手に気を遣いすぎて寝込むこともしばしば。
旦那さんはというと白衣をまとい、大変気を遣われる仕事をしておりせっかちでやや神経質。
(あれ?)
以前は夫婦で一緒に仕事をしていた時期もあり
(あれ?あれ??)
旦那さんに対しイライラすることも多かったそうです。
(・・・・)
その際に現れる症状が肩コリ、頭痛、手足の冷え。
妊娠中もつわりや肩コリ、頭痛に悩まされその度に鍼で改善。
こんなことを繰り返していたら今回のテーマ「逆子」を発症。
前途にあるよう、この方は上下のアンバランス体質であり
ストレスを感じやすい体質。
ストレスを感じイライラすることで気が突き上げやすくなり
頭に血が上った状態へ。
またお腹の赤ちゃんはママと一心同体。
ママの精神状態がとても伝わりやすく育んでいるお腹の環境も
赤ちゃんにとって窮屈なものへと変わります。
そして上下のバランス失調によって赤ちゃんは
ママの体内環境を真似てひっくり返る。
そう、赤ちゃんはママの真似をしたがるんです。
言い換えれば赤ちゃんはママの不健康状態や窮屈な環境を
逆子という形で教えてくれています。
「上下のアンバランス」
この言葉通り、逆子に特化した穴(ツボ)はありません。
大切なことはママの体質を知ることと、カラダの環境改善。
それが赤ちゃんのためになると考えています。
そのため治療方法は皆異なります。
赤ちゃんにとって居心地の良い環境にすること。
その延長線上に赤ちゃんが自然と正常な位置に戻ってくるためのお手伝い。
それが私の考える「逆子」治療です。
友情出演 妻
- 2025.04.26