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非特異的腰痛
お待たせいたしました!
先日のコラムでも告知していました、腰痛の第二弾でございます!
まず腰痛には大きく分けて 2種類あります。
原因がはっきりしている特異的腰痛と、非特異的腰痛。
そこで今回のタイトルは
「非特異的腰痛」
とても簡単に言ってしまえば
原因がはっきりしない腰痛のことです。
我々が腰痛を診る際に必ずチェックするのがレッドフラッグ(ガン、骨折、動脈損傷など) 。
命に関わらないものであるかどうか確認しますが、そのレッドフラッグという基準にも当てはまらず、神経症状(シビレ)もない状態。
特に今すぐ危険、とも言えない腰痛のことです。
腰痛の割合を世界基準でお伝えすると
「約 8 割」
が非特異的腰痛に分類されるそうです。
つまり世界の腰痛に悩む 8 割の患者さんは原因が分からず、原因を対象とした治療を受けられていないということになります。
ただし、「そんなことない」と日本独自の腰痛研究グループによりデータを見直した結果、2割まで腰痛の原因を絞れたみたいです。
しかし少なくとも2割の腰痛患者さん達が、原因も分からず日々痛みと向き合っておられると思うと医療に携わる身としましても心苦しく思います。
非特異的腰痛は急性と慢性に分類されます。
それぞれについて簡単に説明します。
〇急性非特異的腰痛
いわゆるぎっくり腰のことですね。
・罹患期間:4週間以内
・治療:薬物療法、各種ブロック注射※安静臥床を避ける
・予後:数日で痛みも軽快
〇慢性非特異的腰痛
・罹患期間:4週間以上(亜急性)、3ヶ月以上(慢性)
・治療:薬物療法、物理療法、徒手療法を使い疼痛を管理
・予後:痛みが遷延
ではこの非特異的腰痛。
改善していくためにはどうしたら良いか。
安静に努めるべきか、積極的に活動していた方が良いか。
これは積極的に活動維持した方が治療成績(予後)が良いとされています!
安静がなぜ推奨されていないかは
「痛みを大事にしてしまう」
という人間の心の在り方や思考回路が関与しているのではないかと考えています。
安静が良くない理由としては前回のコラム「中枢性感作」で触れた内容をご確認ください。
(中枢性感作について詳しくはこちらから↓)
痛いのに動いても大丈夫なの?と思いがちですが
坐骨神経痛でも同様の研究を行った結果、積極的な活動が痛みの改善に繋がっているようです。
つまり腰痛では動かすことに問題はないということです。
問題はないどころか動かすべき、ですよね!
慢性非特異的腰痛に分類されるような患者さんへは、
悪い病気ではなくただの腰痛だから治るということを伝え、
安心してもらう事に努めます。
決してマインドコントロールだけをしたい訳ではなく、まずは腰痛で不安になっている患者さんの頭の中を整理していくこと。
それと同時にエクラム独自の
・治療技術(骨格調整)
・インソール(歩行、足部の問題改善)
・トレーニング(原因となる動きを防ぐ)
を用いて具体的な腰痛の原因を改善していきます。
腰痛に悩む方はとても多いです。
中には原因不明の方もたくさん(世界基準で約 8 割)いるでしょう。
「もうどうしようもない」
「いつか良くなる」
「生涯付き合っていくもの」
と開き直ってしまう前に一度当院に相談だけでもしてみませんか?
あなたの期待に応えられる準備をしてお待ちしております。
- 2025.12.19












