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足関節捻挫(内がえし捻挫)
捻挫の治療は電気をかけて包帯を巻くだけの時代は終わりと
海外のエビデンスでは言われています。
当院ではどのように捻挫治療を考えているのかお伝えしていこうとコラムを作成しました。
「骨折の鑑別と再発予防」
足関節捻挫は再受傷しやすいケガです。
捻挫は「クセになる」と言われますが
それはクセになった訳でなく
ケガした際の治療、固定、リハビリが不充分であったと
海外のエビデンスでも立証されています。
今回は一般的にも身近な「捻挫」についての
考え方をお伝えしていこうと思います。
捻挫における重要なポイントは2点です。
1.骨折との鑑別
骨折をしていると神経・血管の損傷や偽関節(骨癒合不全)、
変形治癒などの合併症や
神経症状(痛み、しびれ)、機能障害(可動域制限、動きにくい)などの
後遺症が起こる場合があります。
当院ではリスクマネジメントの観点から骨折と捻挫の鑑別の為に
エビデンスに基づいた圧痛・歩行の検査(バッファロールール)をし
視覚でもエコー検査でリスク排除をします。
ただ電気をかけて包帯を巻く時代はとうに終わりです。
2.再発予防について
捻挫の再受傷しやすい理由は
固定期間が長く関節が動かせていないと
関節が固まり筋肉が使えないことから運動機能が低下します。
また、固定期間が短いと靭帯も伸びたままで
関節が不安定になることで
つまづきやすくなることで転倒しやすくなります。
捻挫の再発予防で重要なことは
早期より捻らせない固定をしながら
足首を上下に動かす運動をします。
また荷重をかけ足裏を刺激することで
固有知覚(バランス感覚)の低下を防ぐ意味でも
バランストレーニングは早期より行うことが大切だと考えます。
当院で考える捻挫の治療とは
リスクマネジメントの観点からまず骨折との鑑別をします。
骨折の可能性が排除されたら
再受傷させないように
固定をしながら運動させ、荷重をかけて
患者さん一人一人の目標にあったオーダーメイドの
治療・トレーニングの計画を提案し、
「いつ競技復帰できるかな?」
「大会に間に合うかな?」のような
選手の気持ちにも寄り沿ってサポートし問題解決に導いていきます。
身近に捻挫した方や捻挫している方、
捻挫治療後に困っている方がいらっしゃいましたら
相談だけでもいいので当院までお問い合わせください。
スポーツ外傷専門セラピスト
佐藤涼
- 2025.10.08