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ジャンパー膝
当院は高校のバスケ部のトレーナー活動を行っており、
その中で携わる機会が多いジャンパー膝についてお伝えさせて頂きたいと思
います。
今回は佐藤が担当します。
ジャンパー膝とはその名の通り
「ジャンプを長時間繰り返し行うことによって生じる膝痛」です。
膝のお皿の上が痛む:大腿四頭筋腱付着部炎と
膝のお皿の下が痛む:膝蓋腱炎の2つをジャンパー膝と呼びます。
ジャンパー膝は
腱が炎症する腱炎から腱の変性が起きる腱症へと進行・悪化してしまうケガ
です。
このケガで重要な点の腱の変性についてパスタで例えて説明します。
・正常な腱=パスタの乾麺
→上下の引っ張る力には耐えられます。
・炎症した腱=ゆでた麺
→緩み、伸びが出て耐久性が落ちます。
・変性した腱=具材、ソースがからんだ麺
→元の状態(正常な腱)に戻すことは困難です。
つまり物自体の入れ替えが必要で手術をしなくてはいけません。
何が言いたいかというと
放っておいて悪化すると手術も考えなければいけないケガであるということ
です。
ジャンパー膝の原因は
運動により加わる太もも前面の大腿四頭筋腱へのメカニカルストレスです。
2つの動作をチェックします。
①ジャンプ後の着地の姿勢
へっぴり腰やつま先よりも膝が前に出てしまう。 →✖️
②ジャンプ時の姿勢
ジャンプ中に体が前後や左右にぶれる。
着地時に止まらず足が一歩出る。 →✖️
この2つに該当する場合
体の使い方また骨格(姿勢)の問題があり大腿四頭筋腱に負担がかかって痛
みが出ている状態だと考えられます。
ここからは治療についてです。
ジャンパー膝と診断され、
痛みが出たら安静にし運動を再開したらまた痛むを繰り返していませんか?
最先端な治療エビデンスでは
【使いすぎも安静も】
腱の変性をまねくと言われています。
ではどうしたらいいのかというと
生理的負荷をかけることが治すうえで大切です。
当院では
痛みの場所、痛みの程度、運動パフォーマンスの状態で
今の段階を分類し3つの観点で治療を行います。
⚪︎運動療法:レベルに合った生理的負荷をかける。痛みと機能の改善をす
る。
⚪︎物理療法:腱の傷の修復を目的とする。
⚪︎手技療法:大腿四頭筋に力が入ってしまう骨盤後傾などわ骨格調整する。
痛みの改善をする。
※手技療法が他の院にはない当院の強みの部分です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後にジャンパー膝は悪化すると腱の変性をまねき、手術も考えなければな
らないケガです。
そうならない為になるべく早期に適切な治療を行うことが大切です。
痛みや違和感がある方は是非当院までご相談、お問い合わせいただけたらと
思います。
スポーツ障害専門セラピスト 佐藤 涼
- 2025.11.21












