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エクラムからのおしせらや
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便秘は不妊に影響するの?
―実は〝生まれ持った体質〟が深く関係しています
「便秘があると妊娠しにくいと聞いて、不安になりました」
不妊治療や体質改善の現場で、こうした声をよく耳にします。
確かに、便秘は単なる不快症状ではなく、妊娠しやすさに関わる大切なサインのひとつです。
しかし、臨床の現場で多くの方を診ていると、ある共通点が見えてきます。
それは――
不妊で来院される方の約4割前後が、
実は「幼少期から便秘傾向だった」という事実です。
この場合、便秘は「最近起きた不調」ではなく、
生まれ持った体質や成長過程から積み重なってきた結果として現れています。
つまり、
便秘と不妊は「今の生活だけが原因」なのではなく、
体質そのものと深く結びついた、連続した症状なのです。
便秘と不妊は「同時に起こる」のではなく「同じ根から生じる」
東洋医学の視点では、体は生まれたときから
それぞれ異なる「気・血・水」のバランスを持っています。
幼少期から便秘傾向がある方は、
- 腸の動きが弱い
- 冷えやすい
- 筋肉が緊張しやすい
- くすぐったがり
といった体質的な特徴を持っていることが少なくありません。
この体質は、成長とともに
- 生理痛が重い
- 生理周期が乱れやすい
- 下腹部や足の冷えが強く
- ストレスで体調を崩しやすい
といった形で現れ、
結果として妊娠のプロセスでつまずきやすい状態につながっていきます。
便秘と不妊は、
「偶然一緒に起きた不調」ではなく、
同じ体質的な土台から枝分かれした症状と考えるほうが自然なのです。
だからこそ大切なのは「まず体質を知ること」
不妊で悩まれている方の多くは、
- 食事を変えなければ
- 運動を頑張らなければ
- もっと努力しなければ
と、自分を追い込みがちです。
しかし、体質を無視した努力は、
かえって不調を深めてしまうこともあります。
エクラム鍼灸接骨院では、
不妊・便秘でお悩みの方に対し、
次のような優先順位で体を整えていきます。
① まず「ご自身の体質を知る」
- なぜ便秘になりやすいのか
- なぜ冷えやすいのか
- なぜ生理がつらいのか
これを理解することで、
「自分の体はダメなんだ」という思考から抜け出せます。
② 次に「体質そのものを改善する」
鍼灸によって
- 気・血の巡りを促す
- 不足(腎)を補い骨盤内の血流を回復させる
- 自律神経の過緊張をゆるめる
ことで、
体が本来持っている自己修復力を引き出していきます。
③ その上で「食事・生活・運動」を整える
体質が整ってきた段階で行うからこそ、
生活指導は「負担」ではなく「味方」になります。
便秘と不妊でよく見られる体からのサイン
幼少期からの体質が関係している方には、
次のようなサインが重なっていることが多くあります。
- 子どもの頃から便秘がち
- 排便が数日ないのが当たり前
- 生理痛が強く、鎮痛薬が手放せない
- 下腹部や足が常に冷たい
- ストレスがかかると体調が一気に崩れる
- デスクワークで症状が悪化しやすい
- 気持ちが不安定になりやすい
これらはすべて、
「気・血の巡りが滞りやすい体質」のサインでもあります。
エクラムが大切にしている「土壌づくり」という考え方
妊娠は、
「種をまいて終わり」ではありません。
- 芽が出る
- 根を張る
- 育ち続ける
ためには、〝土壌(体内環境)〟が不可欠です。
幼少期からの便秘体質がある方ほど、
この土壌づくりを丁寧に行うことが、
遠回りのようでいて、実は一番の近道になります。
エクラムでは、
東洋医学的な視点
カラダ全体を観る「全体観」にて
気の傾斜(アンバランス)を整える。
その結果エネルギーや栄養を意味する気・血が巡り”治る力”や”本来の機能に”戻る力”を最大化させ
「授かる力・育む力」が発揮されやすい体に整えていきます。
最後に ― 便秘は「責めるべき症状」ではありません
幼少期からの便秘や体質は、
あなたの努力不足ではありません。
ただ、
今まで誰も教えてくれなかった体の特徴なだけです。
自分の体を知り、
体質を整え、
その上で生活を見直す。
その積み重ねが、
妊娠への道を静かに、でも確実にひらいていきます。
エクラム鍼灸接骨院は、
「結果だけを追う治療」ではなく、
あなたの体と人生に寄り添う不妊ケアを大切にしています。
- 2025.12.21












