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膝関節疾患

今回は講義の意味として膝のメカニズムについてお伝えさせて頂きたいと思います。今回の担当は根津です!

 

皆さん、突然ですが問題です!

 

Q. 平地を歩行している時に膝にかかる負荷はどれくらいでしょう?

 

・・・。

 

正解は体重の「4倍」です。

 

そんなに!?とびっくりした方も多いのではないでしょうか(笑)

 

今回は膝の生態について分かりやすく楽しくコラムにしていきたいと思います。

さて、今回のテーマは

 

1.膝痛のカラクリ

2.特別な処方箋

3.手術の可能性がある方へ

 

の3つです。

ではさっそく本題に入っていきましょう。

 

 

1.痛のカラクリ

 

皆さん膝痛を訴えて治療院に行った時に

「年齢ですね」

「使いすぎですね」

の一言で済まされてしまった経験はありませんか?実はそうではないこと、多いです。

それでは当院が膝痛を訴えている患者さんを見る時のポイントは2つ!

 

Ⅰ.横揺れ歩行

膝に痛みを抱えている方の歩行を見ると、

正面から見た時に左右に身体が揺れながら歩行している方が多くいらっしゃいます。

なぜ横に揺れてしまう歩行が膝に悪いのか。

膝が雑巾しぼりされている想像をしてみてください。

前へ進む推進力に身体の左右の揺れ

(足の問題や、お尻の力が使えていない事など)

が入ると身体のバランスを戻そうとして膝関節に捻れる力が加わります。

捻れの負担が強くなる場所に痛みが生じやすくなります。

生活する上で一日5000歩として考えると

単純に5000回もこんなストレスがかかるとしたら

歩行から見直していく必要しかないですよね。

 

Ⅱ.膝関節は人体における緩衝材

今回の題目にもあるように膝関節は人体の構造上緩衝材の役割を担います。車におけるサスペンションを想像していただけたらと思います。

冒頭でもお伝えしたように歩行時に膝関節にかかる負荷は体重の4倍です。地面からの衝撃を和らげるサスペンションが上手に機能出来ていないとしたら、膝関節にかかるメカニカルストレスは4倍以上です。

また膝の軟骨がすり減っている問題などは偏ったメカニカルストレスによって左右非対称の軟骨のすり減り方が発生すると考えます。この理由からも、使いすぎが原因ではなく、どう使いすぎたかが本来考えなくてはならない原因ではないでしょうか。

もったいないですよね。膝関節の正しい使い方、または膝関節に偏ったストレスをかけさせない使い方をお伝えするためにこのコラムが皆様の指標になりえたら幸いです。

 

2.特別な処方箋

 

膝痛のカラクリが分かってきた所で紹介させて頂きたいのが

ズバリ「インソールです。

 

「インソールがなんで特別な処方箋なの?」

 

お答えします。

膝痛のカラクリでもお伝えしたように横揺れ歩行は膝関節にとって非常に大きなストレスがかかります。また緩衝材としての歩行以外でも多くのメカニカルストレスが発生します。

治療やトレーニングによって使い方の改善はしていきますが、

もし、ただそこに足を乗せるだけで使い方や骨格の矯正が保証されるとしたら?

ただ足を乗せるだです。あえて2回言いました(笑)

どんな治療よりも手軽さとして「特別感」ありませんか?

 

余談になりますが海外では足専門のお医者さんがいて、当院で取り扱うインソールは足専門の先生方が実際に処方するインソールでもあります。国内でも、このインソール自体取り扱える資格も医療従事者のみとなり特別な研修を受けた治療院だけが処方することが可能です。

 

3.手術の可能性がある方へ

(2人に1人が不満足という事実)

 

手術を必要としない状態を目指す。これは皆様の望みであると思います。

その望みを叶えるために必要不可欠なことが

「患者さんの現状を互いに共有し理解してもらうこと

です。

その上で実際手術をした方の満足度は大体58%(2人に1人が不満足)というデータや、どんな方が不満足な結果になっているといったリスクを真摯にお伝えしていくことも大切にしています。

患者さんが後悔せず、満足のいく治療計画を心がけながら改善を目指し施術していきます。

 

 

ここまで3つのテーマでお伝えしたことをまとめます。

 

平地を歩行している時の膝関節への負荷は体重の4倍です。

このことを頭に置いてそれぞれのテーマを振り返ると

 

・横揺れ歩行によって膝関節に雑巾しぼりのような捻れるストレスが加わったら?

・サスペンションが正常に機能しておらず膝関節に体重の4倍以上の負荷がかかってたとしたら?

・ただ足を乗せるだけの特別なインソールが存在したら?

 

想像するだけでも膝関節へのダメージは大きいですよね。

体重の4倍どころでは済まない負荷が膝関節にかかります。それも1歩足を踏み出す度に。

 

今まで「年齢」や「使いすぎ」といった曖昧でいまいち納得しきれない説明で済まされてしまっていた膝痛の原因が見えてきたところで、

2人に1人が不満足な結果になるリスクをとって「手術」という選択をとりますか?

また手術の可能性が出てくるまで放置しますか?

 

 

ここまで読み進めて頂いてありがとうございます。

最後にお伝えしたいことは

 

痛みの原因に心当たりのある方、膝関節の使い方が気になる方

手遅れになる前に当院に一度相談してみませんか?

 

スタッフ 根津

  • 2025.11.05

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