おしらせinformation

イメージ

エクラムからのおしせらや
スタッフのブログを
ご紹介します

voice > スタッフブログ > スタッフブログ > 東洋のススメ 子供の鍼(小児鍼)その2

東洋のススメ 子供の鍼(小児鍼)その2

皆さんお久しゅうございます。

 

当院も11月は特に忙しく、新たなスタッフも3人加わりと

 

バタバタしていたという理由でブログをサボったことを

 

お許しください。

 

 

 

 

それでは子供の鍼の続編です。

 

 

 

 

2)適応疾患

 

 

 

どういった子供の症状が対象となるのか?

 

 

 

 

 

ズバリ、「ストレスによるもの」です。

 

 

 

 

 

決して「ストレスのみ」というわけではありません。

 

病的なもの、気候が関与するもの、アレルギーなども改善しますが

 

ストレスが関係しているものであれば鍼治療で大抵は改善しちゃうんですよ。

 

まず東洋医学的な考えをもとに行う子供の鍼の良いところは、

 

 

 

1、刺さないから痛くない。

 

 

2、出ている症状だけにフォーカスをあてない。

 

 

3、その人の身体の特徴を体表観察や問診で徹底的に掴む。

 

 

 

この3つです。

 

 

1は前回のブログで具体的に紹介しました。

 

2、3はまず考え方として、その子の身体の特徴という下地があってその上に

 

症状に繋がる原因が降りかかってきます。

 

 

もう少しわかりやすく説明すると仮に原因がストレスだとします。

 

子供一人一人ストレスの受けとめ方は様々で、まともに影響が出やすい子、

 

ある程度受け流せる子といます。

 

これもその子の身体の下地などが大いに影響してきます。

 

 

例えば気の高ぶりが強い子は

 

夜泣き(疳虫)、喘息、チック、突発性湿疹、頭痛など

 

身体の上の部分に症状が出やすい事と、表に吐き出すかのような

 

症状の出方をしてきます。

 

これらに該当するお子さんは朝の寝起きなどに苦労されていませんか?

 

 

胃腸に弱りがある子は

 

吐き戻し、腹痛、下痢便秘傾向など

 

 

発達障害は

 

肝気の高ぶり

 

などなど・・・・

 

 

 

 

皆さん、人を一本の木で例えてください。

 

その子の持つ身体の特徴が「幹」だとしたら

 

症状はその子の身体の特徴から派生してくるので「枝」となります。

 

「幹」が根本原因なら「枝」は症状と言えますよね。

 

「幹」の状態を掴むのに問診、体表観察、その子の乳幼児期の様子など緻密な準備が

 

必要となります。

 

それら「過程」によって身体の根本原因を明確にすることができ、こちらも胸張って

 

「ご安心ください」を伝えることが出来ます。

 

鍼治療はしっかりした理論のもとで行われています。

 

いやそうあるべきだと思っています。

 

苦しんでいるお子さんの背後に連れてくるご両親の存在があります。

 

そのご両親が心から納得できる説明も治療の一部と考えなければなりません。

 

 

 

 

数ヶ月前に当院で「夜驚症」に悩むご家族がいました。

 

夜中に大声で泣いて数時間歩き回るという症状です。

 

本人は覚えていないというのも特徴なのですが、ご家族は夜中に

 

毎日起こされ、2〜3時間その症状に付き合うという日々を送っていたそうです。

 

病院では「異常なし」「様子を見ていきましょう」という事で

 

こちらへ来院された時はそれはそれはお母さんの精神が

 

ギリギリで保っているといった状況でした。

 

「夜驚症」の子は自身の持つ下地の弱りに加え、コロナの影響による

 

ストレス(不安感)が発症を後押しした状態でした。

 

その子も治療7回目あたりからぐっすり眠れる日が出現し、10回目からは

 

症状が出なくなりました。

 

ご家族は喜んでいただき、夜が「安心」できるようになったと

 

お母さんも鍼治療を受けるようになりました。

 

 

 

 

子供達は薬の問題でなかなか具体的な治療に踏み込めないという側面があるように思います。

 

当院は皆、病院で治らなかったようなお子さん達ばかりです。

 

「小児鍼」こそが根本原因を改善させていく手段ではないかと思いながら

 

日々治療に当たらせていただいてます。

 

代表が「鍼は魂を救う」とおっしゃっています。

 

お子さんだけでなく、親御さんまでも救えるような治療家でありたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 2020.12.14

カテゴリ

最近の記事

月別記事一覧